2014年8月4日月曜日

ブラザー・サン シスター・ムーン

先日、友人から連絡があり、奥さんのお姉さんが、急にこの映画のDVDを送ってきたそうです。
とにかく観てみろ、と。
私がこの映画が好きなのを知っているので一報が入ったわけです(^_^)
中学生の時分、最も感銘を受けた映画です。
確か、当時のキネマ旬報年間洋画ランキングの第3位。1位2位とは僅差でしたが、ロードショーやスクリーンの年間ランキングなど、どのランキングでも決まって僅差の3位だったと思います。
ちなみに、1位2位は「ジョニーは戦場へ行った」と「スケアクロウ」で、こちらの順位はものによって入れ替わっていました。
当時14歳のまだまだまっさらな自分に、思いっきり美しく純粋なことを書き込まれ、「美しさ」とか「純粋さ」の原体験をした作品です。
劇中にかかるクレアのテーマのストリングスを聴くと、今でもその当時のピュアな自分の感触が甦る、自分にとってとても大切な一本です。
主題歌が名曲と言われましたが、サントラ盤が発売されず、幻の一曲に。
なぜか大晦日にAMラジオで流れ出して、必死でエアチェック。少し頭がかけたものの録音して、長いことそれを聴いていました。



主演のジュディ・ボウカーは、自分に生まれてはじめて「綺麗」という感情を教えてくれた女の人です。そういう意味ではおとなが持つ感情のひとつを授かった映画でもあります。
物語は心が洗われるようなお話で、劇中の田園風景も素晴らしく、若き日にこの作品を鑑賞できたことは何にも替え難い素敵な出来事でした。


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