2014年7月26日土曜日

冒険者たち・・・黄金のトライアングル

我々が中学生から高校生あたりの時、人気絶頂の映画スターといったら、ハリウッドのスターではなく、フランスのアラン・ドロンでした。
見栄えの良い俳優の典型で、並み居るスターたちの中でも頭抜けて美男だったっていう印象です。
いかにもスターらしいスター。
映画以外にもダーバンのCMやカペラのCMにも出てた記憶です。
そのアラン・ドロンの出演した映画の中で好きな一本があります。
リアルタイムで見た映画ではないので劇場では観ていませんが、テレビで何度か観ました。
その映画のタイトルは「冒険者たち」といい、1967年頃に作られた映画のようです。
この映画を見て、つくづく思うのは、物語の中に男子にとっての理想の身近な人間関係があるということ。
私はそれを”黄金のトライアングル”と勝手に呼んでいますが、親友と思いを寄せている女の子が同時に身近に存在する状況です。
そして、ふたりの男の子はふたりとも同じ女の子に思いを寄せており、が、しかし、口にはださず、女の子の方もその思いを理解しているが、旅立ちの日が来るまでは、その関係を大切にし、そのままにしていつくしむ。
若い日には高校生から大学生になり、そして社会人になり、場合によっては転勤や転職をし、何度か自分の立ち位置が変わり、旅立ちの時を迎えます。
三人仲良くなってから、こうした旅立ちの時を迎えるまでのはかなくも美しく楽しい日々。
それがこの映画にはあるんですね~(^_^)

共演のリノ・バンチェラがちょうど同年代で、モテたりしてるので、勇気づけられます。
ちょっと感傷的で、想い出が忘れられなかったりするのも我々と似てるんですよね(^_^)
この手の黄金のトライアングルというと、ほかには有名なところでは、ちょっと微妙に我々の時代ではないけど、「タッチ」とか。
前にWOWOWで「ハリーポッター」やってたんでチラッと観てたら、これも黄金のトライアングルだったような。
でも、3人でいられる時間て、一生の中では存外に短くて。
だからこそ、その時間が宝石のように輝くってところでしょうか。

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