2014年7月16日水曜日

その人は昔(私は昔?)

私は和歌子派だったんですが、「その人は昔」は観に行きました。
加山雄三と酒井和歌子が好きで、舟木一夫と内藤洋子は好きでも何でもなかったんですけど・・・敵情視察ってやつですかね(^_^;)
タイトルに惹かれて観に行ったんだっけかな~?
我々の世代で、観た人は少ないんじゃないかと思います。
5年くらい前だったか、CSで観なおしました。
これ、自分の無知さを思い出す記憶の一つなんですよね~
まず、いつ観に行ったかハッキリしません。
平日の帰宅後、ひとりで4時くらいから観た記憶なんですね。
一条銀座を通って錦町か大町に観に行った気がするんですよね。
調べてみたら1967年の映画で東宝の配給ですね。
1967年は子供ですから、いくらなんでも一人で観に行かないと思いますので、だぶん中学生くらいの時にリバイバル上映をしたんじゃないかと思います。
全く自信ありませんが・・・
もしかしたら、何かの記憶と交錯しているかもしれません。
ストーリーは、確か襟裳岬の東側くらいにある百人浜という村で、昆布漁の手伝いをしていた若い二人(舟木一夫と内藤洋子)が東京に憧れ上京する話です。
百人浜で純粋無垢に暮らしている象徴として、ルンナという白い馬と戯れるシーンがあり、その時内藤洋子が歌う歌が「白馬のルンナ」です。
タモリ倶楽部の廃盤アワーだったかな、そんなコーナーでとりあげられていたので覚えている方もいるかもしれません。
そうそう、おどろくことなかれ、この映画、基本的に全編セリフは歌なんです。
では、どうして自分の無知さを思いだすのかというと、台詞などでは言わず、映像などで示唆する場面がことごとくわからなかったんですね。
簡単な類推みたいな事が全く出来ずにストーリーが頭の中でつながらないんですね。
もう、映画観る資格なしっていうやつです。
考えてみたらマンガとか怪獣映画とかはわかりやすくできてますもんね。
そして、悲劇なんて見たことがないですから。
最後はいつも助かってハッピーエンドというのしか知らなかったと思うんですよね~(^_^;)
意味不明だったのは、例えば、こんなシーンです。
舟木一夫と内藤洋子がデートする約束の前日、印刷会社に勤めていた舟木一夫が輪転機に指をはさまれケガをします。で、指に包帯を巻かれます。
それで、次の場面は内藤洋子がひとりでひどく落ち込んでるシーンなんですよね。
今なら、なんてことないシーンですが、当時のガキンチョな私は、どうして舟木一夫は赤チンぬってすぐ行かないんだ~?って思ってました(笑)
それで、内藤洋子はボートを漕いで行くんですね。
そしたら次のシーンでは死んでました。
池でボート漕いで真ん中の方に行ったくらいで何で死ぬの?って思ったのですが、後年観たら、羽田沖にボートで漕ぎ出してました、自殺するために・・・(^_^;)
初めて観た頃は、頭が固くて、ボート=池っていう感覚しかなかったんですね。
それでチンプンカンプンになったみたいです。
最後に、舟木一夫が帰郷するとき、汽車のデッキから外を眺めていると、突然、白馬に乗った内藤洋子が駆けてくる幻を見るシーンがあるんですが、私の印象は、「あれ?やっぱり生きてたんじゃない。」でした(笑)
ホント、映画を鑑賞する資格がなかったですね(^_^;)

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